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ソーシャルファーム ─ちょっと変わった福祉の現場から─

NPO法人 コミュニティシンクタンクあうるず 編

定価2,420円(本体2,200円+税)
2016年9月6日発行
A5判・228頁
ISBN 978-4-88340-309-7 C0036




 ソーシャルファームとは、障がい者や労働市場で不利な立場にある人(ホームレス、シングルマザー、出所受刑者など)に働く場を提供することを目的とした社会的企業のこと。企業的経営手法を用い、税金の負担も少なく、障がい者を含む就業困難者を多数雇用することを特徴としているため、一般就労でも福祉的就労でもない「第三の雇用の場」ともいわれている。
 ソーシャルファームはイタリアで発生し、欧州を主に設立されて成果をあげ、日本でも広がりをみせはじめている。内外の多様な実践例をもとに事業展開の必要性、可能性を提示し、あるべき姿、仕組みを探っていく。

[主なもくじ]
第1章 わが国の雇用問題とソーシャルファームの広がり 
第2章 多様な働く場と機会の創出にあたって
第3章 「お金」だけのつながりから「信頼」でつながるビジネスへ
第4章 生活困窮者支援を通じた住みよい地域づくり
第5章 「地域」と「命」をつなぐソーシャルファームの実現へ
第6章 あくなき競争社会ではなく協力社会を目指して
第7章 更生保護と就労に向けた支援と農業のもつ可能性
第8章 ジャルダン・ド・コカーニュが取り組む未来社会への挑戦
第9章 地域づくりのジクソーパズル=マスター図面は誰がもつ!?
ほか

[編者プロフィール]
2002年9月設立。地域づくりにおけるハブ機能を保有しながら、地域戦略、施策に関する提言を行い、それを実行する団体。環境、農業、デザイン、観光、福祉、教育など、農山漁村に必要なあらゆる分野で活動。ソーシャルファームジャパンの事務局も担っている。
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